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不動岡―越ケ谷 三回表、本塁に滑り込んで生還した越ケ谷の主将・会田蓮選手=2025年7月16日午前10時52分、越谷市民、折井茉瑚撮影

(16日、第107回全国高校野球選手権埼玉大会3回戦 越ケ谷6―3不動岡)

 越ケ谷の主将・会田蓮選手(3年)には、因縁の相手だった。昨夏の4回戦、同じ球場で不動岡にサヨナラ負けした。

 その試合で、会田選手はセンターだった。2点リードの九回裏、相手の打球を取れず出塁を許す。そのまま3点を奪われ、敗北。「屈辱を晴らしてくれ」。今夏の埼玉大会に入り、卒業した先輩から託されていた。

 そして迎えた不動岡戦。初回に2点先制したが、まだ油断できない。三回表、「もう1点欲しい」。会田選手が打席に入った。ボール球を見極め四球で出塁。盗塁や相手の暴投で三塁まで進む。最後はダブルスチールで本塁を突き、頭から滑り込んで、生還した。

 反撃を抑えて勝利。「去年のリベンジを果たせた」

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